ここまでのあらすじ「ミカグラ文字まだまだあったわ」
さて、前回バディミッションBONDのミカグラ文字を解読したくて50音表を作ったりブログを楽に書くためだけにそれをwebフォントにしたりしたわけだが、楽しくなってきちゃったので引き続きバディエピソードやサイドエピソードのほうも調べてみようかと2周目の続きに取り掛かった。
そこで気づいたことが3つある。
ひとつめは、そもそも背景美術に書かれた文字、たとえば「けりごマ(けりごま)」などは、アルバムから確認できるのでプレイする必要がないということ。なんだ楽ちんじゃーん。
*とうとう法則に当てはまらない謎の文字もフォントに組み込みました
とか思ったのも束の間、ふたつめに気づいたことがある。
スイさんの右胸に光るそのロゴ…
ひかり
ひかり
ミカグラ文字だったーーー!!
適当な模様か、適当な英語を崩して模様に見えるやつだと思ってたー!!!
あんなに、あんなに何度も目にしていたのに…スイ…
しかも何「ひかり」って。エモい…
そしてみっつめに気づく。
こういうキャラクターのイラストおよびムービーや背景のアニメーション扱いにならない通常のシーン、アルバムでは確認できないのである。
と、いうことは…
もしこんな感じでモブの服装にミカグラ文字が書いてあったりしたら…?
それを見落としてたりしたら…?
また周回しながら目を皿のようにしなければならないの…?
くっそ、しかたないもう一回スキップしつつ見落としてそうなキャラのところ見ていk…
おい嘘だろ…
ヒッフホッフ…だと…? pic.twitter.com/2vofVkhpVB— なつみ (@natsumi_m31) May 23, 2022
見落としてたのキャラじゃなかった。
This is an article that considers the Mikaguran letters that appear in “Buddy Mission BOND”.
If you know Hiragana, you can enjoy it more.
潜入の見落とし
えー嘘でしょマジで?
ミカグラ島に行く前からミカグラ文字あったの?
うわー
チェックできるオブジェクトは一所懸命探してバディの掛け合い見てたけど壁とか見てなかったー!やり直しつらーい
しかもこのステージのスプレーアートとか落書きは、テキトーな英語とかとくに読めない文字しか書かれてないと思ってたウワー
そんで肝心のエイジンの服にはAモチーフしか書かれていないエイジン何人?
ひっふほっふ
ひっふほっふ
いやそんなことある?
前回さんざん悩んでた半濁音、ないことある?
どうやって読むの?
えいじん
えいじん
うわーきれいにしっかり読めるミカグラ文字だ〜
おれはえいじんらっぷのたつじん
おれはえいじんらっぷのたつじん
*あまりにも暗すぎたので加工しました。
あっ
おっ
半濁音…?
お前…
半濁音じゃねーか!!
いやそんなことある?
濁音をあんな「れっか」みたいな漢字っぽさ出しておいて、半濁音ふつうに右上に◯つけるだけってそんなことある!?
いやこの画像じゃ○かどうかも定かじゃないけど。
三日月っぽい形にも見えなくもないし…
○じゃない可能性もあるし、シンプルに○を雑に書いてこうなった可能性もある。
だとしてもさっきのひっふほっふは何だったんだよ!
こっちが正しいの?
いまだに「パ行」のサンプルこれ1個しかないけど!
というわけで50音表を少し修正。
「パ行」が埋まってありがてー!!
ただ、サンプル1個だし信じられないのでまだピンクにしておきます。
いくつか黒にしてよさそうな字も出てきたのでけっこう補完できた。嬉しい。
といっても、このおれはえいじんらっぷのたつじんの文字を見ていると、なんとなくすでに何回かこの文字を書いて慣れた人がザカザカっと殴り書きしたような筆致に見える。
そのほかの文字の形もすべてきっちり法則通りに書かれていて、ツッコミどころがぷくらいしかない。
となるとこのぷの信憑性もけっこう高いよなぁ
…からのこれである。
おそらくこの2つは同じテクスチャなんだけど、
なんとなく、適当に描かれたものじゃなくて、ミカグラ文字なんじゃないかなって思える。
黄色の中に2箇所「き(き)」じゃないかな?って思うのがあるのと、青のお尻が「め(め)」とかかな?って。
とかいって全然適当にべちゃっと書かれただけの何かな可能性もあるし、ミカグラ文字のこと考えすぎてミカグラ文字に見えているだけかもしれん。
バディエピソードの温泉に登場するミカグラ文字
続いて、温泉の文字を見ていく。
プレイ中はキャラクターの立ち絵であまり見えていなかったり、個人的にこの温泉エピソードの前半同じものを6回も見せられるのがきつすぎてダリィってなりながらやっていたので、1周目あまり集中していなかった。
2周目も正直ためらっている。
だって既読だとRでスキップしたら何も表示されずに話が終わってしまうから…
このスキップ機能ほんとかゆいところに手が届かないというか、既読を早送りしつつ止めたいところで止められるようにしてもらえないものか?
既読スキップで楽して見られるのが逆に1周目だけだというジレンマ。
ということでこれはアルバムの画像から。
オんせん
おんせん
わかるけど、わかるけどなんだろうこの…「オ(お)」?
けりごまのときの「マ(ま)」と同じ匂いのするアレ。
ウけつけ
うけつけ
そしてこれも…
読めるけど…この「ウ(う)」?
いや、今気になるのはそれよりも奥のやつ。
「オマヤず(おまやず)」???
ヤを果たして「や」と読むのかわからないし、「もヤず(もやず)」の可能性もあるのだけど、画像のバランスからいって4文字なのだろうなと思う。
ひょっとすると、「おみやげ(おみやげ)」の間違い?
ここで似ているワードでありそうなものだとお土産かな〜なんて思った。
しかし、けりごまのときは「ま」だったマが、ここで「み」になどなるだろうか?
ただ、今回のこれは店名の可能性もあるので、「おまや’s」とか「もや’s」だったとしても責めることはできない。
みかぐら
みかぐら
ホッとするぅ〜〜〜!!
ありがとうございます気持ちよく読めますありがとうございます。
も
も
も?
ひょっとすると、「オマ(おま)」の可能性もあるので、おまんじゅう屋さんかな〜って思ったんですが、この日除け幕(店頭幕)のサイズ感的に、その文字数入れるか?って思いよくよく見てみると、さきほどの「オマヤず(おまやず)」もとい「オマヤげ(おみやげ)」かもね。だとしてもバランス悪い気もするけど…
型抜き、焼きそば、たこ焼きはアルファベット表記。
統一されていない表記の考察
ということでザッと見てきたわけだけど、「なにこれミスじゃないのー」と思いつつ、もしかしたら法則性があるのかも…と前向きに考えてみた結果、ひとつ思いついたことがあります。
今回たくさん出てきたマ、オ、ウ、ヤといった母音または子音の片方が欠けている文字が使われている状況と、ま、お、う、やのように規則正しい表記になっている状況の違いについて。
これはもしかすると、古くから伝わる本来の正確な表記が後者であるのに対し、略字として使われ始めたのが前者なのではないかと。
「けいさつ(けいさつ)」の明らかにデザインされたセリフフォントや、「どぶろく(どぶろく)」のような商品のラベル、BONDミュージアム内のアトラクションに書かれた「あはあすへひす(あはあすへひす)」「まいか(まいか)」は正式な表記でしっかりと書かれている。
対して、比較的最近、ブロッサムに作られたと思われる温泉施設や、大祭KAGURAに出店しているけりごまなどの店名・看板には略字が使われている。
という説はどうだろう?
ちなみにもともとどちらもミカグラで使われていて、ラフな場面では略字も使われていた、という説も考えられる。
あいうえおのほうがブロッサムの教育指導要領などで新しく定められたから統一されているのでは?という見かたもあるかもしれないが、それを否定する材料としては100年前には掘り尽くされていたというアマフリ隕石の坑道トロッコの立て札があいうえお式できっちり書かれている点が挙げられると思う。
でもそれは逆に考えることもできて、
という説もありだと思う。
エイジンがきっちり子音部首つきのミカグラ文字を使っていたのも、その方があの界隈ではアーティスティックな価値観なのかもしれない。
表音文字でしかないと決めつけていたけど、実は表意文字で母音・子音の部首のみでも使われていたり、そのため同音の表記揺れも普通に存在したりするっていう発想もあるかなとあらたな可能性にも気づけた。
「のぐーんちまわそ」お前は許さない。
読めない文字たち
4文字なのはたしかなのだが「ヤシノミ族」で「やしのみ(やしのみ)」だと全然形が違う。かといって「カグラ姫」だと文字数が違う。
左も右も読めないのだがそもそも左(というか手前)の建物は中華っぽい気がする。
かぶきだろうと踏んでいたのだがよく見るとぜんぜん読めない。でも中央の字はふっぽさがある。
もしかして文字じゃなくて何かのシルエットなのだろうか。そう思うと歌舞伎の隈取に見えてきた。
草書やめろ…まったくわからん…
初見は店構えや2文字というところで「そば」かなとか思ったけどわからん。そば…あっなんか2文字目はばの筆運びに見えてきたかも…じゃあやっぱ1文字目がそ…んなわけあるか…
右の白い字なんていっそひらがなで「すし」って書いてねーか?
ぜったいテキトーだろ
これも日本語に見える。一番右は「海鮮かき揚」そうだそうに違いない。
…
まって!?
そういえばミカグラ文字で数字ってどう表すの!?!?!?
このメニューの下の文字は数字よね!?!?!?
数字!!
知りたい!!!
これが一番読み解きたいのに読めなくて悔しくて苦しくて愛しくて切なくて心強い。
右下なんてとくにミカグラ文字の構造してないですよね。
引き続きなんか見つけたらまた更新しようと思います。
追記:続きました。